ミャンマーで犠牲になったカメラマン、長井健司さん(50)の母、道子さん(75)は、死亡の報から一夜明けた28日朝、愛媛県今治市の自宅で取材に応じ、「いろいろなことを考えていたら一睡もできなかった。今は涙も出てこない。体が震えるような感じがした」と、沈痛な面持ちで語った。
午前10時10分ごろには、長井さんが契約していた東京都港区のニュースプロダクション「APF通信社」の山路徹代表が弔問に訪れた。山路代表は長井さんの両親や親族に、ミャンマーで取材するに至った経緯などを説明したという。
弔問を終えた山路代表は、「長井さんの妹はハンカチで目頭を押さえ、道子さんは『何でなの』と繰り返していた」と話した。また、家族らからは「早く現地入りしたい」との希望があったが、現地の情勢が不安定なことや家族のパスポートの取得に時間がかかることなどを理由に、山路代表が単独で現地に向かうことで了解を得たという。山路代表は「いま最も大切なことは健司さんを日本に返すこと」と話し、すぐに東京に引き返した。
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